皆さん、こんにちは。
本日はアキレス腱の痛みについて説明していきたいと思います。
【アキレス腱とは】
アキレス腱は体の中で最も太い腱です。足首の踵の上にあります。腱と言いますが、この腱とは筋肉の延長線上にあり、骨に付着します。アキレス腱はふくらはぎの筋肉と踵の骨をつなぎます。そこで、走ったり、回転したり、跳んだりする事でふくらはぎの筋肉が急に収縮(短くなる)するので負荷がかかりやすい場所なんです
ちなみにふくらはぎの筋肉はつま先立ちするような時に働く筋肉で「腓腹筋」と「ヒラメ筋」という 2 つがあります
【アキレス腱が痛む原因】
アキレス腱に負荷をかけるとふくらはぎから踵の付近に痛みが出ることがあります。そのような時はアキレス腱に何らかの炎症が起きている可能性があります。それが「アキレス腱炎」です。似たような症状で「アキレス腱周囲炎」がありますが、これはアキレス腱を覆っているパラテノンという組織に炎症が起こったものです。実際には明確な区別をしにくいので治療や予防についても同じ扱いでいいと思います。
アキレス腱炎の症状としては、アキレス腱の部分を軽くさわると痛かったり腫れがあります。また特徴として、動き始めに痛く、だんだん痛みが軽くなるという場合もあるので自分ではあまり気にしない事で慢性化してしまう場合もあるので注意が必要です。
年齢によっても炎症の発生に違いがあります。
若い人の場合は無理をして運動を行ったりする事で炎症を起こす事が多いです。一方中高年の場合にはアキレス腱の老化が主な原因になってきます。老化する事でアキレス腱に部分断裂による炎症を起こします。その状態で運動などによる急な負荷をかければ断裂を起こす事もあります。またアキレス腱の柔軟性が低い人はアキレス腱炎を起こす可能性が高いです。これはアキレス腱が伸ばされる能力の限界に近い動作を繰り返す事で炎症を起こします。
【治療方法】
アキレス腱炎が疑われる場合は、痛みや炎症症状が消失するまでの間はけっして無理をせず、まず運動をしばらく休み安静にすることが大切です。そのうえでアキレス腱をアイシングしたり、シップで冷やすなどのケアをする事が有効です。
また踵を少し高くした状態で固定する事で、アキレス腱が伸ばされるのを防止出来るので有効です。もしも慢性化してしまい、アキレス腱やパラテノンの変性が起こっている場合には、整形外科で変性してしまった部分を除去する手術などが施行されることもあります。
予後は比較的良好です。
【セルフメンテナンス】
再発を予防するためにはアキレス腱の柔軟性を高めるストレッチが有効です。しかしながら、腫れや痛みがおさまっても、すぐに強い運動をはじめるのは禁物です。急なジャンプやダッシュはできるだけ避けるようにして下さい。また階段の上り下り、下り坂や登り坂はアキレス腱にいつも以上の負荷がかかるので注意が必要です。
リハビリのつもりでアキレス腱のストレッチをして、異常がないかを確認するようにして下さい。
一つとっても簡単なストレッチを紹介します。
場所は階段や足台などの段差のある所で行います。
ストレッチする側の足の先を段差にかけて、踵をゆっくりと降ろしていきます。
これだけです。簡単ですよね。
我慢できる痛みの範囲で 15 秒伸ばしましょう。これを 3 回行いましょう。
1 日の中で 2 セットを 3 週間続けて下さい。
以上になります。